女性の悩みのひとつ、むくみがありますが、通常のむくみとはまた違う
「リンパ浮腫」について、東京で専門的にケアをされている堀晶子さんの
講座に参加して、貴重なお話を聴かせていただきました。
Blissimoナチュラルヘルスケア 堀晶子さんのブログ


これまで、ホスピスや緩和ケア病棟で何年かボランティアをさせていただいた頃にも
浮腫のある患者さまはたくさんいらっしゃいましたし、老健(介護老人保健施設)で
介護スタッフとして働いている頃にも何人かおられ、中には足先から鼠径部まで両脚が
パンパンの利用者さまもいらっしゃいました。ケアルームへ来られるお客さまもいらっしゃいます。

今回は、医師や看護師さんの治療という立場ではない観点でのお話もうかがえ勉強になりました。
治療が大前提ですが、日々のケアが重要ですし、必要な状態です。


日々の弾性包帯や弾性ストッキングによる圧迫
私が初めて弾性包帯や弾性ストッキングの着用を見た時は驚きでした。そんなに圧迫するとは
思っていなかったからです。それを毎回着脱するのはたいへんだろう思います。改めて今日も
思いました。

セルフでリンパドレナージ
特殊なマッサージ方法で、リンパ流を誘導していく優しいタッチで、強圧なマッサージとは
かけ離れています。エステなどでリンパを流すごりごりするようなマッサージと勘違いされる
ことも多いと思いますが別物です。
最近はリンパドレナージをしてくれる機関も増えてきているように思います。

さらに適度な運動もケアとして効果的で、スキンケアも大切なケアのひとつです。
患者さまがお話されていたことを思い出します。
虫さされなどで肌が傷つき細菌感染することを避けなければいけません。
細菌感染すると一気に腕や脚全体に増殖してしまい、蜂窩織炎(ほうかしきえん)という
状態になるのを予防しなければなりません。

患者さん自身のセルフケアの大切さや、しんどさをまた想像することができました。



リンパ浮腫は、二次性(続発性)の、がん患者さんの術後や放射線治療後にあらわれる
だけではなく、一次性(原発性)で発症される方がいらっしゃることも知りました。
そして「リンパ浮腫複合的治療料」に保険が適用される方とされない方のことも。
同じ症状なのに…保険って難しいです。

アロマトリートメントが、治療の妨げになってはならない

いつも頭に入れていること、アロマトリートメントが、治療の妨げになってはならない。
きちんと勉強をしできること、できないことをはっきり再確認する、とても貴重な時間になりました。

アロマセラピーで治療、ということはできませんがお役に立てることがあります。
リンパ系に負担のかからない、足裏の反射区を刺激して、体全体にアプローチしていく
リフレクソロジーもお役に立てるかと思います。

患者さまには、生活の中で、からだや気を休める、ほっとする時間を少しでも長く保って
いただき、症状があることによって本来の自分の良さを見失うことのないよう、いついつ
までも暮らしてほしいです。



先生には時間が経つのを忘れるくらいたくさんお話いただき、終了時間おしてしまったにも
関わらず、リンパ浮腫のケア方法である「リンパドレナージ」もしていただけました!
短い時間で詳しくお話いただき超特急で講義が終了し、頭の中がまだ整理できていませんが
今日の講座でのお話は今後に役立てていきたいと思います。