再び新型コロナ感染予防の外出自粛期間に入って、思いのほか
ますます体力が衰えているのを、みなさんは自覚されていますでしょうか。
外出自粛による運動不足や体重増加
20〜50代の方の運動不足
20〜40代の働き盛りの方でも、仕事がリモートになったり
自宅待機になってしまったりで
通勤などの歩行が少なくなったり、
社内での歩行や、階段の上り下りが少なくなったり、
趣味のスポーツ時間が減少したり、
いつも行っていた場所へ、行かなくなって歩き時間が減ってはいませんか?
その分、食べる時間が増えてしまって体重が増えてしまったという方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
60代以上〜高齢の方の運動不足
高齢の方では、
介護状態にならないために、と予防のために、地域の運動教室や市などが
開催している介護予防教室へと、がんばって通っていたにもかかわらず
そのような場が閉鎖され、通えなくなってしまい、運動不足。
運動不足だけではなく、食べる量は減らず、逆に時間があって食べる量が
増えて、コロナ太りになってはいませんか?
筋力の低下は、あっという間
筋力は、運動量が減ることで、驚くほどあっという間に低下してしまいます。
入院などベッド上に完全に安静した状態では、
1週間で、10〜15%の筋力低下
3〜5週間で、50%に筋力は減少してしまいます。
ご存知でしたか?
身内に、入院された方がいらっしゃると、そんなこと知ってるよ
と思われるかもしれませんが、実はそうなのですよ。
知ってはいたけれど、そんなに??
と思われた方も、いらっしゃるかもしれませんね。
私も身をもって感じたことがあります。
小学1年生のとき、ちょうどこのくらいの寒い時期、2月の初めから
1ヶ月間、入院したことがありました。
点滴のため、飲まず食わずの2週間、手の甲に点滴をしていたのですが
針が抜けないように、手が動かないように、右手を固定されていました。
やっと、点滴を外せる時がきたある日の夜中や、朝食を食べれることが
嬉しかった病室を思い出します。
昼になって、待ちに待った、手を動かせる日がきた!と嬉しくて
宿題なのか、クラスメイトみんなからの手紙に返事を書きたかったのか
字を書こうとしても、あんなに軽い鉛筆ですら力が入らず握れないし
文字なんてもってのほか書けないのです。
手の筋力だけではありません。
その後、病室を変わるときにも、車椅子を持ってこられたので驚きました。
まだ小さかったので、車椅子には妙な憧れや、わくわくがあり
お遊び感覚で楽しかったのですが、立ち上がることや、歩くこともできません。
筋力の低下は、本当にあっという間でした。
大人になって、父の入退院の繰り返しでも、それはよくわかっていました。
運動不足による、事故やケガ
運動量が減ることによっての運動不足。特にご高齢の方に注意が必要なのは
足がいつもより上がっておらずに、部屋の中の少しの段差、
絨毯やラグマットの端に足を引っかけての転倒。
少しの怪我で済めば良いのですが、前につんのめって膝や、足指、
手首や手指の骨折をしたり、顔や頭をぶつけて打撲や出血。
また、後ろにひっくり返っての尻餅、その際に腰椎や胸椎を圧迫骨折や
後頭部をぶつけて打撲や出血など、大きな怪我に至ることがあります。
自宅療養や通院、入院にならないために、運動しましょう。
通うところがなくなっても、すすんで運動しましょう。
たいそうな運動でなくて、良いのです。
歩きましょう。
すすんで歩く時間を増やしましょう。
きちんと歩くことを意識して、歩きましょう。
難しい運動をするよりも、まずは歩くこと。
そんな簡単なことでいいの?と思われるかもしれませんが、その簡単なことを
続けることをせずにおろそかにすることが、大事に至ってしまう原因になったりします。
歩きましょう。
膝や腰が痛い方は、無理をせずに少しづつ。
下を向いて歩いてしまうと、足が上がりにくくなってしまうので
胸を広げるようにして、前を向いて歩きましょう。
一人で、自分のペースでしっかり歩くのも良いですし、
つまずきなどが心配なら、家族や友達と歩くと安心ですね。
密集を避けて、太陽の出ている昼間にゆったりと歩く運動をしましょう。
ラジオ体操ももちろん良いです。
体操プラス、歩くことが、必要です。
雨や外へ出ることができなかった日は、家の中で足踏みでも良いので
すすんで、しましょう。
股関節を動かし、足を床から上げること、足裏に軽い刺激を!
脳や内臓や筋肉や骨に刺激が伝わって、健康に。
私も確実に歩く時間が減っているので、歩く時間増やします(^o^)/