恐怖心について、おもしろいことをテレビで見ました。

高所恐怖症の人が、それはそれは高〜く、揺れる橋を、あることを
するだけで、渡れてしまったという実験です。

することはとっても簡単なのですが、克服したいという気持ちがないと
できなさそうです。きっと今まで恐くて恐くて、自分が高いところなんて
無理だって、避けていたと思うので、まず挑戦するという決心が
すばらしいなーと思いました。


恐怖心というのは、だいたい、
“10分後には下がる”ということがわかっているようです。

ということなので、高所恐怖症の方達に、橋を徐々に進んで行ってもらい、
もう進めないというところで、何が何でも“10分”という時間の経過を待ちます。
10分耐えると恐怖心が下がり、また進み…
確かそんなことの繰り返しで、高い長い吊り橋を渡ることができてしまいました。

恐怖心の沸いてくる時、10分間をやり過ごすコツは「現実に目を向ける」と
いうことでした。目を向けると言っても恐怖心にではなく、からだに目を向ける
ということで、手すりに捕まっているその手の感覚を感じることなどに
目を向けるといいらしいです。

進んで行く時にメモを取っていました。恐怖心をグラフに表していたように
思います。恐怖心を通り過ごした時の下がった折れ線を見るとまた
がんばれるようでした。

お母さん達すごく嬉しそうだった。ずっとクリアできなかったことが、それも
数十年もできなかったことができるなんて、どんなけ嬉しいことか。
人間の可能性ってほんと面白い。