朝目を覚まし、ベランダのドアを開けると、しんみり冷たい風にきんもくせいの香りが乗っかり
部屋を満たしてくれました。いつのまにやら早朝は冷たい風。

きんもくせいの香りを嗅ぐと、どんなことが思い浮かびますか?
私の頭にいつも浮かぶのは、中学校の裏門を登校する風景です。
制服は、合い服のベストか冬服のセーラー服…このへんはあいまい。
合い服の季節なのかもしれないけれど、セーラー服の印象が強い。

中学校の裏門を入ったところに、きんもくせいの木が何本か植わっていました。

白いスニーカーで足下は土ではなく砂の地面。教科書の入った重いボストンバッグのようなバッグを
左手の腕にひっかけ友達と話をしながら登校し、下駄箱でみんなとあいさつして教室に向かう。
そんな風景。

香りにまつわる記憶って不思議。1つの香りに何個も思い出が蘇るってないような…
あるかなぁ。考えたことがなかったけれど、ちょっと他の思い出を思い出してみよっと。

あなたはきんもくせいの香りでどんなことを思い出しますか?